東北楽天ゴールデンイーグルス 歴代ドラフト1位選手の成功&失敗選手一覧

1965年からプロ野球に導入されたドラフト制度

東北楽天ゴールデンイーグルスは2004年の第40回ドラフトからの参戦で、他球団に比べドラフト指名選手はかなり少ないのですが、今までに指名して来た歴代のドラフト1位選手、どのような選手がいてどれだけの実績を残して来たのでしょうか?

東北楽天ゴールデンイーグルスが2004年ドラフトから指名して来た歴代ドラフト1位選手で、成功したドラフト1位選手・失敗したドラフト1位選手がどれくらいの割合なのかを詳しく紹介します

プロ野球 成功成績の基準

プロ野球での成功の基準なんですが、投手は『 通算28勝以上 』野手は『 通算427安打以上 』というひとつの目安があるので、この記事でもその成績を目安として失敗と成功の線引きをさせていただきました

このプロ野球の成功基準である『投手通算28勝以上』『野手通算427安打以上』 という数字は、近畿大学でスポーツマネジメントやポーツ社会学を専門とする黒田次郎教授が様々な数字を元に算出した数字です

また、投手28勝だけだとリリーフで活躍した投手の扱いが難しくなってくるので、スポーツライターの小関順二さんが言われているセーブとホールドは0.5勝換算として計算しています

なので、この記事での成功基準は

■ 投手は通算28勝以上(セーブとホールドは0.5勝換算)

■ 野手は通算427安打以上

このようにさせていただき、この通算成績以下を『失敗』とします

また、 逆指名ドラフト時代の1位2位は1位のみ。自由枠2枠は両方1位とします

現役選手は成功基準を超えている選手のみ記載しています

東北楽天ゴールデンイーグルス 成功したドラフト1位選手一覧

※通算成績は2023年シーズン終了時

名前 指名年 最終所属 通算成績
片山博視2005年 報徳学園試2068勝16敗48H 防.3.13
田中将大2006年駒大苫小牧NPB試198 117勝61敗3S 防.2.56
MLB試173 78勝46敗 防.3.74
永井怜2006年東洋大学試155:43勝43敗 防.3.65
塩見貴洋2010年八戸大学試149:46勝56敗 防.3.78
松井裕樹2013年 桐光学園試501:25勝46敗:236S:76H 防.2.40
安楽智大2014年済美高校試231:18勝21敗:3S:50H 防.3.59
辰己涼介2018年立命館大学試611:率245:安437:本42:点163
小深田大翔2019年大阪ガス試485:率265:安442:本13:点118

2004年からのドラフト参加なので仕方がありませんが、現在までのドラフト1位での成功選手はこんな感じです

楽天は自由枠や希望枠含め、球団創設から2014年まで全てドラフト1位で投手指名していて(打者の1位は2015年のオコエ瑠偉選手が初)打者のドラフト1位はとても少なかったのですが、珍しく2年連続の野手指名だった辰己涼介選手と小深田大翔選手がしっかりと数字を残しています

この短期間で田中将大、松井裕樹と球界を代表するエースとクローザーが出てるのも凄いですね

入札ドラフト1位は甲子園のスターで高校生の目玉クラスに突撃するイメージが強いチームですが、新規球団としては実力だけではなくネームバリューのある選手も同じように必要なんでしょうね

東北楽天ゴールデンイーグルス 成功しなかったドラフト1位選手

名前 指名年 ドラフト時所属 通算成績
一場靖弘2004年明治大学試91 16勝33敗 防.5.50
松崎伸吾2005年東北福祉大学試43 2勝16敗 防.6.04
寺田龍平2007年札幌南高校一軍公式戦出場なし(投手)
長谷部康平2007年愛知工業大学試110 11勝19敗 防.5.37
藤原紘通2008年NTT西日本試22 6勝8敗 防.5.22
戸村 健次2008年 立教大学試107 17勝25敗 防.4.35
武藤好貴2011年JR北海道試85 4勝4敗 防.4.96
森雄大2012年東福岡高校試28 3勝6敗 防.4.58

これだけのドラフト1位選手がそれに見合った成績を残せずに去っています

ドラフトの目玉だった一場靖弘投手や長谷部康平投手が期待通りの活躍が出来なかったのが残念ですし、オコエ選手は巨人に育成ドラフトで移籍しました

2017年のドラフト1位だった近藤弘樹投手は3年で自由契約となりヤクルトに移籍しましたが、移籍一年目から中継ぎとして活躍(好調時に怪我してしまったのが残念…)

ここまで期待通りの活躍がなかった安樂智大投手も中継ぎとしての活路を見出しました

後は甲子園を沸かせた藤平尚真投手に期待ですね

東北楽天ゴールデンイーグルス  歴代ドラフト1位 成功&失敗 まとめ

東北楽天ゴールデンイーグルスの歴代ドラフト1位選手、現状での成功選手・失敗選手の割合は

成功8名・失敗8名となっています

この中にはまだ現役でこれから成績を伸ばしていくであろう、藤平尚真選手 ・早川隆久選手 ・吉野創士選手・荘司康誠選手などは含まれていません

各球団ドラフト戦略には独自の方針があるようですが、楽天に関しては素人が見てもハッキリ解るほど目玉突撃型のチームです(なので2021年の吉野創士選手の単独指名にはビックリしました )

目玉から少しズレた有望選手を一本釣りする戦略も美味しいとは思いますが、堂々と目玉に突撃するのも、ファンはワクワクしますよね

楽天にはこれからも目玉候補に堂々と突撃し、ドラフトを楽しませて欲しいですね

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