少年野球のポジションにはそれぞれの特徴と役割があります。そして、それぞれのポジションには当然、向き不向きがあります
この記事では、少年野球においての各ポジションの特徴や役割、どんな選手がどんなポジションに向いているのか?という部分を紹介していきます
投手(ピッチャー)に向いている選手の特徴
投手は花形ポジションで、少年野球でもチームの中心で象徴とも言えるポジションです
チームを背負っていくポジションなので、身体能力が高く、強気な性格で気持ちの強い選手が向いています
試合中にピンチを招いても冷静でいられるような落ち着いた部分を持ちあせていれば最高ですね
逆に短気な性格は投手には向いていないかもしれません
短気な性格のために、球審の判定や味方のエラーでイライラして冷静さを失い、自滅してしまう投手は結構います
捕手(キャッチャー)に向いている選手の特徴
キャッチャーはまず体の強さが大切です。特にしゃがんだ姿勢が長いポジションなので下半身の強さは重要です
投手が投げるどんな球でもしっかりと捕球する技術、牽制や盗塁阻止のための肩の強さも当然必要です
ポジション的に、投手としっかりコミュニケーションを取る必要があり、野手の中心的な存在で『グラウンドの監督』と言われるくらいの重要なポジションなので、強気な性格でリーダーシップのある選手が向いていますね
一塁(ファースト)に向いている選手の特徴
一塁(ファースト)は投手・捕手・サード・ショート・セカンドと、いろんな角度からいろんなボールが送球されてきます
なので、上下左右、どんな角度のボールにも対応できるように、長身で下半身が柔らかく、捕球の上手い選手が理想です
野球では左利きは投手・一塁・外野と出来るポジションが限られているため、左利きで投手ではない選手(あるいは左投げの控え投手で打撃のいい選手)がファーストに入ることも多いですね
プロ野球を見ていると大型の外国人がファーストを守っている事も多く、どちらかというと守備が上手くない選手が守るイメージが強いポジションですが、守備機会も非常に多く、確実にアウトを取って行かないといけない場所なので、かなり重要なポジションです
二塁(セカンド)に向いている選手の特徴
野球の守備において非常に大切なセンターラインの一角を担うセカンドのポジション
セカンドの周辺だけではなく、センター前からファーストの後方までもが守備範囲なので、足の速さや素早い動作を備えた選手が理想です
守備範囲が広いので運動量も必然的に多くなり、体力のいるポジションですし、サードやショートに比べると目立つポジションではありませんが、野球センスや身体能力が高い選手でないと務まらない重要なポジションです
三塁(サード)に向いている選手の特徴
三塁(サード)は内野の中でも最も強い打球が飛んでくるポジションです
なので、強い打球を怖がらないハートの強さや、強い打球に素早く対応出来る身体能力が求められます。勢いのある内野ゴロが体や顔に当たることもあるので、そういった恐怖心とも戦わないといけないポジションでもあります
一塁までの距離をしっかり投げる肩の強さやコントロールも必要ですね
遊撃(ショート)に向いている選手の特徴
遊撃手(ショート)は内野で最も多くの動きや状況判断を求められるポジションです
隣のセカンドの選手とは牽制球や盗塁、ダブルプレーでの連携や細かな動きが求められ、レフトやセンターからの返球には中継に入って失点を防がなければなりません
アウトかセーフか微妙なボテボテの内野ゴロが飛んでくる事も多いので、素早く捕球して素早く投げる技術と肩の強さも大切になります
左翼(レフト)に向いている選手の特徴
レフトのポジションはレフト線を抜かれたり左中間を破られると長打になってしまいます
なので、打球への素早い対処が出来て、打球を取ったら素早く送球出来る選手が好まれます
また、レフトへの外野フライはホームに近いので犠牲フライにはなりにくいのですが、それでも状況次第では走ってくることもあるので、犠牲フライに対応出来る肩の強さも必要ですね
プロ野球でレフトといえば、ファーストと同じように外国人選手や守備力の高くない選手が守るイメージがあるかもしれませんが、それなりの守備力と肩の強さが求められるポジションです
中堅(センター)に向いている選手の特徴
外野手で最も守備範囲が広く、最も足の速い選手が守ることの多い中堅(センター)
捕手から繋がるセンターラインで、守備でもかなり重要なポジションになります
右中間や左中間に飛んだ打球は、足の速いセンターの選手が処理することが多いので、やはり足の速さと守備範囲が強く求められるポジションになります
たぶん、ほとんどの少年野球チームでは、外野手の中で一番上手な選手がセンターを守っているはずです
右翼(ライト)に向いている選手の特徴
右翼(ライト)はサードや本塁への送球が多いので、肩の強さが求められるポジションです
また、少年野球では『ライトゴロ』でのアウトがよく起こるので、そのような状況でしっかりとアウトが取れる送球やポジショニングも求められます
昔はライパチといって、ライトで8番打者という野球が下手な人を揶揄するような言葉もありましたが、イチロー選手や高橋由伸選手、鈴木誠也選手のようなスター選手がライトを守るようになって、ライトのイメージも随分変わりました
少年野球 ポジション まとめ
遊びで野球をやっていた頃は、年上から順に好きなポジションを奪ってた。。ということもあったかもしれませんが…
少年野球ではチームが勝つため、そして選手がしっかりと成長し活躍するためにもしっかりと適性を見極めて適切なポジションに配置されていきます
自分が希望していなかったポジションをやれと言われて不満に思う事もあるかもしれませんが、そのポジションで頑張っていくと、最初は嫌だったそのポジションにも愛着を感じてくるものです
まずは与えられたポジションで全力で頑張って、チームのため、自分のためにしっかりと練習していきましょう